*2次試験の出来、私の突破法*
☆分野別得点
Short speech 6点/10点(与えられたトピックの中から1つ選び、論点とその根拠をまとめ、
首尾一貫したスピーチを組み立てる)
Interaction 7点/10点(面接委員とのやり取りの中で、それぞれの質問に対して臨機応変に
応答し、会話を継続する)
Grammar &Vocabulary
8点/10点(面接を通して、幅広い範囲の語彙、文法を正確にかつ適切に運用する)
Pronunciation 7点/10点(面接を通して、発音・アクセント・イントネーションを正しく運用す
る)
合計 28点/40点(正解率 70%)
☆2次試験当日の状況
英検1級の2次試験は、簡単な英会話後、
5つのトピックから選んだ1つのトピックに関するスピーチを2分間行い、その後
スピーチした内容に関する質問、トピックに関する質問を受け返答する形式です。
5つのトピックに目を通しましたが、いずれも具体例を思い浮かばず、結局は、
Is society taking fake news seriously enough?
(社会はフェイクニュースを真剣に考えているか)
確かこのようなトピックだったものを選びました。
頭の中はほぼ真っ白状態でしたが、「沈黙=不合格」だと思っていましたので、とにかく
しゃべり続けました。論理的に話していないとわかっていましたが、
introduction ⇒ body1 ⇒ body2 ⇒ conclusion の体裁だけは整えてスピーチを終えました。
制限時間の2分を大幅に超えていましたが(多分30秒オーバー)、最後まで言い切りました。
スピーチ終了後の印象は、「全然ダメ」という感じでした。
しかしながら、次のインターラクション(QA)で取り返すべく、気持ちを切り替えました。
ネイティブ試験官からは2つの質問、日本人の試験官からは1つの質問を受けました。
ネイティブ試験官からの最初に質問には、しっかり返答できました。説明中頷いていましたので、
少し落ち着きました。試験対策で作っておいた論点を思い出し無難にこなせました。全体的に
2次試験ではこの1問に対する返答が納得できる出来でした。
次の質問にも一応返答しましたが、最初の質問に比べてやや論点が弱かった感じでした。
日本人からの質問ですが、返答している途中で、まったく論点がずれていることに気づきました。
しかし、そのまま話し続けるしかなく、試験官も首をひねっていました。
結局、スピーチは手応えなし、インターラクションは良くもなく悪くもなくという感じで
「だめかな。」と思っていました。
結果は予想外の合格で正直びっくりしています。
スピーチで失敗しても、その後のインターラクションで取り戻せると信じていたこと、
焦らずに対処できたことと、多少論点がずれていても英語を話し続けたことが
勝因だった気がします。
2次試験用に作ったエッセイ(スピーチ原稿)のいくつかを掲載しますので、ご参照ください。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。